なんかやっとスニーカーブームも落ち着いてきたのかなと思う今日この頃。
こういう時だからこそ、改めて名作を振り返りたい!と思ったんですよね。
ということで、今回振り返るのはオフホワイトとナイキのコラボより、スニーカー業界に多大なるインパクトを残したエアジョーダン1です。
この名作には、それまでのスニーカー、そして、今につながるスニーカーの歴史につながるほど、深いストーリーがあります。
それらをなるべく短めにまとめてみたので、そのストーリーを知っていきましょう!
Off-WhiteとNikeの関係
『Off-White × Nike 』
今や当たり前のようにおこなわれる名コラボ「オフホワイト × ナイキ」。
このコラボはすごい昔から存在していたわけではありません。
コラボが始まったのは2017年から。シュプリームとナイキのコラボが始まったのが、2000年代初頭と考えると、すごい最近の出来事です。
そもそもOff-Whiteとは、イタリア発祥のストリートブランドで、故Virgil Abloh(ヴァージル・アブロー)によって立ち上げられました。
『Off-Whiteを立ち上げたVirigil Abloh』
このブランドは、ジップタイや矢印がクロスしたロゴなど、アイコニックなデザインを持つアイテムでよく知られています。
THE TENシリーズ
『Off-White × Nike THE TEN collection』
そして、彼らが2017年に初めて展開したコレクションが「THE TEN」シリーズです。
これは、本当に伝説のコレクションだと思います。
名の通り10足のモデルをリリースしたのですが、5足ずつ2つのテーマを持っていました。
一つは、「隠れていたものを明らかにする」という”REVEALING”。
もう一つは、半透明の素材を用い、”REVEALING”のデザインをより先鋭的にした”GHOSTING”です。
REVEALINGに属するモデルとして、エアジョーダン1、エアマックス90、エアプレスト、エアヴェイパーマックス、ブレーザーミッド。
『Off-White × Nike THE TEN “REVEALING”』
GHOSTINGに属するモデルとして、コンバース チャックテイラーや、ナイキ ズームフライSP、エアフォース1ロー、リアクト ハイパーダンク、エアマックス97があります。
『Off-White × Nike THE TEN “GHOSTING”』
こう見比べると、明らかに別のテーマを持つコレクションがあることがわかります。
エアジョーダン1 ”シカゴ”
『Off-White × Nike THE TEN Air Jordan 1 High “Chicago”』
ここからは、そのTHE TENコレクションの中で、最も有名なモデル「エアジョーダン1”シカゴ”」を見ていきましょう。
まずベースモデルはAJ1 ハイカットです。
もとより伝説的カラーのエアジョーダン1 ”シカゴ”を再解釈したモデルとなっています。
『Off-White × Nike THE TEN Air Jordan 1 High “Chicago”』
「隠れていたものを明らかにする」というテーマの通り、”AIR”や”SHOELACES”の文字を刻み、そこにあって当たり前のものを強調するデザインを採用。
AJ1のアイコニックデザインであるナイキ スウッシュには文字を使った表現方法ではなく、まるで後付けのようなデザインを採用し、通常のAJ1のものよりも目立つデザインとなっています。
『Off-White × Nike THE TEN Air Jordan 1 High “Chicago”』
『Off-White × Nike THE TEN Air Jordan 1 High “Chicago”』
レザーではない近未来的な素材感、オフホワイトらしいジップタイとアッパー内側の文言など、挙げたらキリがないのですが、、、
とにかく!まるで、スニーカー通り越して芸術作品のような仕上がりとなっています。
冗談抜きで、このモデルが誕生して、リリースされたことは、スニーカー界にとって財産ですし、エアジョーダン1の可能性を一気に広げました。
一説によると、このモデル以降、ナイキはコラボパートナーの自由なデザイニングを今まで以上に許可。
結果、トラヴィスのAJ1だったり、ベンジェリダンクが生まれたなんて言われています。
こう考えると、このモデルをデザインしたヴァージル・アブローは本当に偉大です。
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別カラーバージョンも!
このエアジョーダン1ですが、THE TENコレクション以降にも別カラーをリリースしました。
2018年3月、ヨーロッパ限定で、ホワイトを発売。
『Off-White × Nike Air Jordan 1 High “White”』
同年6月には、マイケル・ジョーダンの母校UNCカラーを採用したエアジョーダン1を発売しました。
『Off-White × Nike Air Jordan 1 High “UNC”』
紹介したシカゴ含め、すべて、同デザインを別カラーで展開しています。
いやぁ、、、
なんか極上の作品すぎてびびります。
どのカラーも10万を超えるスニーカーとしては考えられない値段で取引されることが多いのですが、それも納得のクオリティです。(シカゴカラーは50万を超えるお値段!!)
世界的有名な芸術作品にこれぐらいの値段払うのは普通だと思ってしまいます。
まとめ
というわけで、今回は、Off-Whiteとナイキの初コラボコレクション「THE TEN 」コレクションより、エアジョーダン1”シカゴ”を紹介しました。
これはスニーカーという枠では収まりきらない逸品ですね💦
この作品を作ったヴァージルは本当に天才だと思います。
彼を失くしてしまったことは本当に残念ですし、本当に今でも胸が苦しくなりますが、こうやって彼が残したレガシーは引き継がれていきます。
ヴァージルさん!本当にコラボのエアジョーダン1 ”シカゴ”を作ってくれてありがとう!あなたのおかげで、私たちは幸せです!!
こう言いたくなるような名作に出会えて感謝ですね。
それではまた
SEE YOU SOON👺
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