ウィテカー・グループの創設者であり、A Ma Maniere(ア・マ・マニエール)やSocial Status(ソーシャル・ステータス)などのスニーカーショップのオーナー「James Whitner(ジェームズ・ホイットナー)」氏が、数百万ドル規模のマネーロンダリング計画に関与していると噂されています。
今後のスニーカーリリースにも大きな影響を及ぼすかもしれないので、本案件の詳細をチェックしておきましょう。
上画像:「James Whitner(ジェームズ・ホイットナー)」氏 (引用:COMPLEX)
(本記事は海外サイトの翻訳を参考にしており、誤情報が含まれている可能性があります。ご了承ください。)
目次
- 何が起こったのか
- 今回のマネーロンダリングの詳細
- ナイキとの契約に違反?
- ジェームズ・ホイットナー氏の主張
- A Ma Maniere × Air Jordan 5 “Dawn”リリースはどうなる?
- まとめ
- 関連記事
何が起こったのか
2021年8月に発見された120万ドル (via:NICE KICKS)
アメリカのノースカロライナ州地方裁判所に提出された報告書にて、ジェームス・ホイットナー氏が「YG」と呼ばれる中国人と協力し、2017年11月から2022年4月の5年間で255回以上のスニーカー・アパレル転売を実施、総額3,200万ドル(11/22現在のレートで約47億4760万円)以上を取引、さらにマネーロンダリング活動※をおこなったとの主張がありました。同書では、ホイットナー氏が関係者に金融機関からの指摘を避けるための送金方法を指示したとのこと。また、これらの取引に対し法的に必要な書類を提出しなかったことも指摘されています。(11/22現在、ホイットナー氏およびホイットナーグループはいかなる起訴もされておらず、あくまで報告書で名指しされた状態のようです。)
さらにこの報告書に関わる事案として、2021年8月にマンハッタンのミッドタウンにあるオフィスに向かって歩いていたフリーマン氏(ホイットナー氏の側近)の逮捕があります。彼のアパートを捜索した際、クローゼットの中からUSPSの箱に入った現金120万ドルが発見されました(このお金が本事件に関与しているとのこと)。フリーマン氏はすでに送金に関与したとして有罪を認め、またお金の移動に関わっていた別の関係者も刑事告訴されています。
※マネーロンダリングとは、架空または他人名義の金融機関口座などを利用して、犯罪によって得られた資金を正当な手段で得たものと見せかけること。
今回のマネーロンダリングの詳細
今回噂されている大まかなお金の流れを解説します。
まず中国人「YG」は、ホイットナー氏からスニーカーやアパレルを購入。次に中国に拠点を置く「ブローカー」と呼ばれる個人が、YGから”YGがホイットナー氏から購入する商品の代金”を受け取ります。
一定の金額が貯まると、また別の誰かがこの資金を2021年に逮捕されたフリーマン氏に届けます。そして同氏が運営する会社「ザ・ファウンデーション」を通じて、管理されていたようです。
ホイットナー氏とその関係者はPNC銀行らに対し、この事業はJaizai Investments(DBAザ・ウィテカー・グループ)の一部であると語ったにもかかわらず、それはウィテカー・グループの小売店ではなく、スニーカーやアパレルの販売でさえしていなかったとのこと。財団とウィテカー・グループの関係についてホイットナー氏が虚偽の主張を行った結果、銀行は重大な欠落や事実誤認を含むBSA(銀行秘密法)報告書を提出することになりました。
またホイットナー氏は、ニューヨーク地域のアジア系個人(おそらくお金の運び屋)から資金がいつ来るかについてフリーマン氏にアドバイスしたと言われています。そしてホイットナー氏には、現金がいつ配達されたのか、受け取った現金の金額、誰が現金を配達したのか、誰が現金を受け取ったのかが通知され、これらの現金配達と関連情報をスプレッドシートで管理していたとのことです。
ナイキとの契約に違反?
このマネーロンダリングだけではなく、転売したこと(転売というかバックドアですかね)も問題だと言われています。
そもそもナイキとの契約では、ホイットナー氏が、米国外で同社の製品を他の小売業者、流通業者、仲介業者に販売したり、再販を示唆する状況で販売することを明示的に禁止していました。
今回、ホイットナー氏が”この契約に違反した”と言われていますが、11/22日現在ナイキからの声明は発表されていません。
ジェームズ・ホイットナー氏の主張
そしてホイットナー氏は、この件に関して無実を主張。透明性のある在庫管理と納税義務の順守を強調し、申し立てを拒否する声明を発表しました。同氏によると、告発には根拠がなく、彼らのビジネスやコミュニティとは無関係であり、各プロセスも法に準拠しているとのことです。
A Ma Maniere × Air Jordan 5 “Dawn”リリースはどうなる?
Damn thats unfortunate…but can you ship my shoes please! I'll put money on your books!
— Aldo Valladares (@Aldough85) November 21, 2023
これだけの問題が起きてしまったら、今取引進行中のコラボモデルの処遇が心配になりますね。
これに関しては”諸々どうなるかわからない”のですが、先日リリースされた「A Ma Maniere × エアジョーダン5 “Dawn”」が本国アメリカで発送遅延?が起きているようです(今日届く人が多いっぽいですが)。
A Ma Maniereの無実主張のSNS投稿の後、もしかして発送延期になるのでは?と不安がっている人も少なくない様子。11/27の国内SNKRS発売もどうなるか心配なところです。
まとめ
正直、世界を舞台にしたマネーロンダリングは大問題なので、もしこれが本当ならジェームズ・ホイットナー氏が関わるナイキコラボはもう無くなってしまうでしょう。
そうなると、同氏が関わっていたA Ma ManiereとかSocial Statusとのコラボモデルの価値が高まり、二次流通価格が大変なことになるかも・・・
とりあえず、今迫っているエアジョーダン5 “Dawn”の発売もどうなるかわからんので、この問題は引き続き注視する必要がありそうです。
それではまた👺
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